【剣道 昇段審査】日本剣道形の6本目について

こんにちは,Honamiです!

この記事を読めば,

確実に6本目を

習得することが出来ます。

 

剣道形の6本目は,

相手との呼吸を合わせて

間合いと相手のレベルを知り,

行うことが大切な形です。

 

これは私が実際に

審査中にやらかした経験です。

相手の木刀の振幅に

合わせられなかった為

相手の木刀を払うことが出来ず,

空振りをしてしまいました。

 

その後は審査員に申し出て,

やり直しのチャンスを頂きました。

最初の失敗を活かして

相手のレベルに合わせて行い,

合格しました!

 

 

6本目を正しくできないと

審査員に目を付けられ,

最悪不合格になります。

 

逆に正しく丁寧に出来たら,

合格への一歩に近づきます。

 

 

間合い手の内払い方がPoint!

今まで中高生を300人以上に

日本剣道形を教えてきました。

基礎から細かい所までを

教えています!

 

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6本目

6本目の技は,

小手払い小手となります。

 

1本目~5本目までは

大きく木刀を振る技ばかりだった

と思います。

 

だが,6本目は

大きく振らず小さく振る唯一の技です。

手の内を上手く使いましょう!

 

6本目の流れ

①仕太刀は下段で構え,

 打太刀は中段で構えます。

 

②お互いに大きく3歩入ります。

 

③仕太刀は剣先を上げて,

 中段にすると打太刀は一歩後ろに

 下がって上段に構えます。

 

④打太刀が上段に構えたら,

 仕太刀は平晴眼で大きく一歩で

 間を詰めます。

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⑤打太刀の上段の構えを解く時は,

 左足を後ろに下げて中段で構えます。

 一足一刀の間合いになるようにしましょう。

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⑥仕太刀は手の内を効かせた

 小さな小手を打ちます。

 仕太刀はその小手を払い

 小手を打ちます。

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⑦打太刀は構えを解き,

 左斜め後ろに一歩下がります。

 仕太刀は打太刀を追うように

 左上段で構えます。

 

 打太刀のかまえの解き方は,

 以下の画像のようになります。

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⑧仕太刀が構えを戻し始めたら,

 仕太刀も構えを解きます。

 仕太刀が構えを解く時に左足から

 下がり奇数歩で元の位置に戻りましょう。

 

③~⑥はテンポよく行えると,

さらにレベルアップすることが出来ます。

 

 

6本目のPoint

 

6本目のPointは,

 

・間合い

・手の内

・払い方

 

の3つなります。

 

間合い

6本目は相手との

間合いが上手く取れていないと,

小手払い小手を打つことが出来ません。

 

打太刀が上段で後ろに

下がる場面があります。

打太刀が上段で後ろに下がる歩数は

約1歩半になります。

 

仕太刀は大股するイメージ

間に入ることが大切です。

大きく間に入らないと,

一足一刀の間合いに届かないからです。

 

届かない間合いから技を出しても

打突部位にすら当たりません。

 

 

手の内

なぜ,手の内が大切かを説明します。

 

一拍子で振れていないと

仕太刀は打太刀の小手を

払うことが出来ないからです。

 

払って打つことがこの形のPointなのに

払いを空振りさせてはやる意味がありません。

相手と呼吸を合わせる為に,

相手のレベルを見ましょう。

 

手の内を効かすには,

竹刀をてこの原理のように使います。

以下の画像のようになります。

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力点と作用点の位置を変えることは

できないので,支点の位置を工夫するだけで

木刀の振るスピードが大きく変わります。

 

力のバランスを取ることを考えながら振ると

スピードの違いが分かります。

 

木刀を一拍子で振り,

右手は引く押す。左手は押す引く

で行うとスピードが上がります。

 

原理は以上になりますが,

あとは,早くなるまで

繰り返し振ることです。

 

 

払い方

実は、

払い方は難しくありません!

 

意外と剣道形のすり上げ技と払い技が

同じだと考えている人が多く

いらっしゃると思います。

 

だが,全然違います。

5本目は下から上にすり上げますが,

6本目は左から右へとほぼ真横に払います。

鎬を狙って払うとやりやすくなります。

 

あと,小手を払うと同時に

足を左に動かすとやりやすくなります。

少し位置がずらすだけで間ができ,

余裕が生まれ真っ直ぐ丁寧に小手が打てます。

 

打太刀が一拍子で小手を打ってくるので,

払ってから小手を打つまでの動作を

リズミカルに行うと

余裕があるように見えます。

 

 

まとめ

今回は,

日本剣道形の6本目の

流れとPointについて

お話ししました。

 

6本目のPointは,

 

・間合い

・手の内

・払い方

 

の3つとなります。

 

相手との呼吸が合っていないと

成功しない形です。

相手をよく見てから行いましょう。

手の内を効かすためには

てこの原理を理解し,力加減を試すことです。

払い方はを上手く利用しましょう。

 

今はyoutubeにも日本剣道形が出ておりますので,

そちらでご覧になると良いです。


www.youtube.com

 

一緒にコツコツと頑張りましょう!!!