【剣道 昇段審査】日本剣道形の6本目について

こんにちは,Honamiです!

この記事を読めば,

確実に6本目を

習得することが出来ます。

 

剣道形の6本目は,

相手との呼吸を合わせて

間合いと相手のレベルを知り,

行うことが大切な形です。

 

これは私が実際に

審査中にやらかした経験です。

相手の木刀の振幅に

合わせられなかった為

相手の木刀を払うことが出来ず,

空振りをしてしまいました。

 

その後は審査員に申し出て,

やり直しのチャンスを頂きました。

最初の失敗を活かして

相手のレベルに合わせて行い,

合格しました!

 

 

6本目を正しくできないと

審査員に目を付けられ,

最悪不合格になります。

 

逆に正しく丁寧に出来たら,

合格への一歩に近づきます。

 

 

間合い手の内払い方がPoint!

今まで中高生を300人以上に

日本剣道形を教えてきました。

基礎から細かい所までを

教えています!

 

f:id:Namikendo:20220125011020p:plain

 

6本目

6本目の技は,

小手払い小手となります。

 

1本目~5本目までは

大きく木刀を振る技ばかりだった

と思います。

 

だが,6本目は

大きく振らず小さく振る唯一の技です。

手の内を上手く使いましょう!

 

6本目の流れ

①仕太刀は下段で構え,

 打太刀は中段で構えます。

 

②お互いに大きく3歩入ります。

 

③仕太刀は剣先を上げて,

 中段にすると打太刀は一歩後ろに

 下がって上段に構えます。

 

④打太刀が上段に構えたら,

 仕太刀は平晴眼で大きく一歩で

 間を詰めます。

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⑤打太刀の上段の構えを解く時は,

 左足を後ろに下げて中段で構えます。

 一足一刀の間合いになるようにしましょう。

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⑥仕太刀は手の内を効かせた

 小さな小手を打ちます。

 仕太刀はその小手を払い

 小手を打ちます。

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⑦打太刀は構えを解き,

 左斜め後ろに一歩下がります。

 仕太刀は打太刀を追うように

 左上段で構えます。

 

 打太刀のかまえの解き方は,

 以下の画像のようになります。

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⑧仕太刀が構えを戻し始めたら,

 仕太刀も構えを解きます。

 仕太刀が構えを解く時に左足から

 下がり奇数歩で元の位置に戻りましょう。

 

③~⑥はテンポよく行えると,

さらにレベルアップすることが出来ます。

 

 

6本目のPoint

 

6本目のPointは,

 

・間合い

・手の内

・払い方

 

の3つなります。

 

間合い

6本目は相手との

間合いが上手く取れていないと,

小手払い小手を打つことが出来ません。

 

打太刀が上段で後ろに

下がる場面があります。

打太刀が上段で後ろに下がる歩数は

約1歩半になります。

 

仕太刀は大股するイメージ

間に入ることが大切です。

大きく間に入らないと,

一足一刀の間合いに届かないからです。

 

届かない間合いから技を出しても

打突部位にすら当たりません。

 

 

手の内

なぜ,手の内が大切かを説明します。

 

一拍子で振れていないと

仕太刀は打太刀の小手を

払うことが出来ないからです。

 

払って打つことがこの形のPointなのに

払いを空振りさせてはやる意味がありません。

相手と呼吸を合わせる為に,

相手のレベルを見ましょう。

 

手の内を効かすには,

竹刀をてこの原理のように使います。

以下の画像のようになります。

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力点と作用点の位置を変えることは

できないので,支点の位置を工夫するだけで

木刀の振るスピードが大きく変わります。

 

力のバランスを取ることを考えながら振ると

スピードの違いが分かります。

 

木刀を一拍子で振り,

右手は引く押す。左手は押す引く

で行うとスピードが上がります。

 

原理は以上になりますが,

あとは,早くなるまで

繰り返し振ることです。

 

 

払い方

実は、

払い方は難しくありません!

 

意外と剣道形のすり上げ技と払い技が

同じだと考えている人が多く

いらっしゃると思います。

 

だが,全然違います。

5本目は下から上にすり上げますが,

6本目は左から右へとほぼ真横に払います。

鎬を狙って払うとやりやすくなります。

 

あと,小手を払うと同時に

足を左に動かすとやりやすくなります。

少し位置がずらすだけで間ができ,

余裕が生まれ真っ直ぐ丁寧に小手が打てます。

 

打太刀が一拍子で小手を打ってくるので,

払ってから小手を打つまでの動作を

リズミカルに行うと

余裕があるように見えます。

 

 

まとめ

今回は,

日本剣道形の6本目の

流れとPointについて

お話ししました。

 

6本目のPointは,

 

・間合い

・手の内

・払い方

 

の3つとなります。

 

相手との呼吸が合っていないと

成功しない形です。

相手をよく見てから行いましょう。

手の内を効かすためには

てこの原理を理解し,力加減を試すことです。

払い方はを上手く利用しましょう。

 

今はyoutubeにも日本剣道形が出ておりますので,

そちらでご覧になると良いです。


www.youtube.com

 

一緒にコツコツと頑張りましょう!!!

【剣道 昇段審査】日本剣道形の5本目について

こんにちは,Honamiです!

この記事を読めば,

確実に5本目を

習得することが出来ます。

 

剣道形の5本目は,

簡単に出来そうと思われがちですが,

間を考えたり細かいことを

気にしだすと難しい形です。

 

5本目を正しくできないと

審査員に目を付けられ,

最悪不合格になります。

 

逆に正しく丁寧に出来たら,

合格への一歩に近づきます。

 

 

平晴眼

すりあげ面からの上段がPoint!

今まで中高生を200人以上に

日本剣道形を教えてきました。

基礎から細かい所までを

教えています!

 

日本剣道形

 

5本目

5本目は,

面すりあげ面です。

 

すりあげ面を一拍子

行うことが大切です。

 

2拍子で行うと,実践の場合

相手に避けられてしまいます。

 

避けられる技を行っても稽古には

なりませんので,1拍子で打つことを

心掛けましょう。

 

 

5本目の流れ

 

①最初の構えは,

 打太刀は左上段

 仕太刀は平晴眼で構えます。

 

②お互いに大きく歩み足で

 3歩入ります。

 

③打太刀は大きく面を打ちます。

 1本目と違い,下まで剣を

 振り下ろしません。相手の

 面の高さで打ち止めてから,

 完全に構えを解きます。

 

(以下の画像のように右側に

 立っている打太刀のように

 構えを解きます。)

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④仕太刀は打太刀の面を

 すり上げて面を打ちます。

 剣先を真上にやるイメージで

 すり上げを行います。

 

⑤仕太刀は面を打ったら,

 右足を下げて剣先は

 打太刀の鼻先を通るイメージで,

 左上段で残心を取ります。

 

(下の画像のように打太刀の中心を

 通すように行いましょう)

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⑥仕太刀が左上段で残心を取ったら,

 左足を後ろに下げて中段になります。

 打太刀もそれに合わせて

 中段に構えます。

 お互いに触刃の間合いで構えます。

 

⑦お互いに触刃の間合いで構えたら,

 中心に戻る為に3歩で戻ります。

 その時は,歩み足で戻ります。

 

 

5本目のPoint

5本目のPointは

 

・平晴眼

・すりあげ面からの上段

 

の2つとなります。

 

 

平晴眼

平晴眼は,

上段に対する構えの一種です。

 

平晴眼の構え方で大切なことは

剣先を左こぶしの所に向け,

手を少し前に出すことがPointです。

以下のような画像となります。

 

日本剣道形

 

すりあげ面からの上段

 

すりあげ面について

 

すりあげ方は,

NIKE のマークを下から

書くイメージで行うとやりやすいです。

 

以下の画像のようになります。

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下からすり上げたら,

を使いながら手を真上に上げます。

その場ですり上げるのでは無く,

1歩後ろに下がって行います。

 

すりあげた時に1歩後ろに

下がっていますので,面を

打つ時は1歩前へ出ます。

 

 

打った後からの上段について

 

打った後は必ず,

残心を忘れてはいけません。

 

打った後も油断すると

気剣体一致にはならないので,

気を抜かないようしましょう。

 

気を抜かないように

上段にするには,

相手の中心を外さないことです。

剣先が中心にあると

相手は何もできません。

 

相手に次の動作をさせない為に,

集中して鼻先まで剣先を持っていき

仕太刀は左上段に構えます。

 

左上段を上げるときは,

なるべく素早く上げることが大切です。

素早く上げることによって

打太刀にプレッシャーをかけること

出来るからです。

 

 

まとめ

今回は,

日本剣道形の5本目の

流れとPointについて

お話ししました。

 

5本目のPointは,

 

・平晴眼

・すりあげ面からの上段

 

の2つとなります。

 

 

平晴眼は実践でもよく使いますので

正しく構えられるようにしましょう。

 

すりあげ面は

NIKEのマークのように行い,

一拍子で打つことです。

 

残心は気を抜かずに中心を通るように

素早く上段に上げることです。

 

 

今はyoutubeにも日本剣道形が

出ておりますので,

ご覧になると良いです。


www.youtube.com

 

一緒にコツコツと頑張りましょう!!!

【剣道 昇段審査】日本剣道形の4本目について

こんにちは,Honamiです!

この記事を読めば,

確実に4本目を

習得することが出来ます。

 

私が中学生の時,

「この構え方どうなっているの?」

特に脇構えはそう思いながら,

鏡を見て稽古していました。

 

そのくらい仕太刀と打太刀の

構え方は難しかったです。

 

 

今回は,

仕太刀打太刀の構え方

巻き返し方がPoint!!

今までに中高生200人以上に

日本剣道形を教えてきました。

基礎的な所から細かい所までの

Pointを教えます!

 

これらを知れば,合格率UPに

繋がります!!

 

日本剣道形

 

4本目

4本目は,

相面からの突き返し面です。

 

相手との間を取ることが大切です。

間合いを取らないと

自分の技に余裕が

無くなってしまいます。

 

色んな相手と稽古をし,

間がどのくらいかを掴みましょう。

 

4本目の流れ

①打太刀は八相の構えをし,

 仕太刀は脇構えで構えます。

 

 その時に打太刀は左足を前に出して

 八相の構えを行い,仕太刀は左足を

 後ろに下げて脇構えを行います。

 

②歩み足で大きく3歩より

 小さめで間合いに入ります。

 

③遠めの間に入ったら,同時に

 手を真上に上げ中心の取り合いをする

 ようにお互い面を打ちます。

 

④お互いに面打った位置から

 鎬を削るようにじわじわ

 手元を下げます。

 

⑤打太刀が中心の取り合いで

 耐えられなくなったら仕太刀の

 右肺(うはい)を突きます。

 突く時は,上半身は前かがみ

 なるように行います。

 

⑥仕太刀は右肺に

 突かれたのを返し面を打ちます。

 左足を左斜め前に出して

 身所隠しをしてから,右足を

    引き付けて面を打ちます。

 

⑦打太刀が構えを解き始めたら,

   仕太刀も構えを解きます。

   その時は,相手との目を離さない

   ようにしましょう!

 

⑧仕太刀は右足から下がり,

 元の位置まで戻ります。

 打太刀は左足から下がり,

 元の位置まで戻ります。

 

 

4本目のPoint

 

・仕太刀の構え方

・打太刀の構え方

・巻き返し方

 

仕太刀の構え方

仕太刀は脇構えをします。

脇構えは,相手に剣の長さ

知られてはいけません。

 

剣の長さを知られると,

相手に間合いを測られてしまいます。

 

自分の竹刀を隠すように

構えることがPointです。

 

手元の位置は腰ぐらいの高さで,

足は左足が前で,右斜めに向けます。

以下のような画像となります。

 

 

 

打太刀の構え方

打太刀は八相の構えをします。

八相の構えは中段の構えより

打ち始めが早く行えます。

 

八相の構えのPointは,

木刀の持ち手の高さ刃の向きです。

 

持ち手の高さは,

自分の口と鍔が同じぐらいの高さです。

 

刃の向きは相手に向けつつも

ほんの少し内側に向けます。

 

角度は以下の画像となります。

日本剣道形

 

巻き返し方

巻き返し方は以下の画像となります。

日本剣道形

左足を左斜め前に

大きく出し巻き返すこと

がPointです。

 

左足を大きくを出すことによって

巻き返しが早く行え,足元に余裕ができます。

逆に大きく足が出せなかったら,

足幅が狭くなり良い姿勢のまま

返すことが出来ません。

 

 

まとめ

今回は,

日本剣道形の

4本目の全体の流れとPointに

ついてお話ししました。

 

4本目のPointは,

仕太刀の構え方

打太刀の構え方

巻き返し方

 

の3つとなります。

 

脇構えと八相の構えは

鏡を見ながらやり,

巻き返し方は左足を大きく使うことです。

 

今はyoutubeにも日本剣道形が

出ておりますので,

そちらでご覧になると良いです!

Full版ですが,とても参考になります。


www.youtube.com

 

 

一緒にコツコツと頑張りましょう!!!

【剣道 昇段審査】日本剣道形の3本目について

こんにちは,Honamiです!

この記事を読めば,

確実に3本目を

習得することが出来ます。

 

剣道形の3本目は,太刀7本ある中で,

一番難しい形です。

私自身も感覚をつかむまで

色んな相手と稽古して

できるようになりました。

 

3本目は一番難しい為、

審査員は注目して見ています。

出来れば,「お―,できるのか」と

良い印象を持たれます。

 

出来ていなかったら、

不合格まではなりませんが、

良くない意味で目を付けられます。

 

今回は,

突き方いなし方

足の使い方がPoint!

今まで中高生を200人以上に

日本剣道形を教えてきました。

基礎から細かい所までのPoint

を教えます!

 

日本剣道形

 

3本目

3本目は突き返し突きです。

 

剣先を見ないことが大前提です。

剣先を見てしまうと

間合いがつかめなくなり,

突かれることへの恐怖

覚えてしまいます。

 

剣先を見るのではなく,

相手全体を見て間合いを

取りましょう。

 

3本目の流れ

 

①お互いに下段で構えます。

 

②お互いに合わせて

 大きく右足から間合いに

 3歩で入ります。

 

③打太刀から先に中段へと

 剣先を上げ始め,それに合わせて

 仕太刀も剣先を上げていきます。

 

④お互いに中段の構えになったら,

 打太刀が刃を右側に向き腰から

 喉を突きます。

 

⑤仕太刀は打太刀の突きを

 迎えるように刃を右側

 向け,いなします。

 

⑥仕太刀は打太刀の突きをいなしたら,

 腰から突き返します。

 

⑦仕太刀は腰からもう一歩

   間に入ります。

 

 打太刀は攻められている

 ので仕太刀の木刀を捌きつつ

 右足を一歩引きます。

 刃はに回し,いなすことです。

 

⑧仕太刀はさらにもう一歩

 間に入ります。

 

 打太刀はまた攻められるので

 仕太刀の木刀を捌きつつ

 左足を一歩引きます。

 刃はに回し,いなすことです。

 

⑨仕太刀は打太刀が構えを解く時に,

 「右,左,右」と歩み足で下がります。

 

 剣先はの順に上げていきます。

 この時にギリギリまで攻める気持ち

 でいることが大事です。

 縁はまだ切れてはいないので

 集中しておきましょう!

 

 打太刀は先ほど仕太刀に攻められたので,

 攻め返すことが出来ない状態です。

 「参りました」の姿勢を見せ

 構えを解きます。

 

 後ろに下がる時は,「左,右,左」

 下がります。(歩み足)

 

⑩打太刀が構えを解き始めたら,

 仕太刀は左足から2歩下がり,

 3歩目からは打太刀と合わせて

 動きます。

 

 打太刀は仕太刀が3歩目を下がり

 始めてから同時に右足から前へ出て

 最初の位置に戻ります。

 

となります。

 

3本目のPoint

 

・突き方

・いなし方

・足の使い方

 

の3つです。

 

突き方

3本目は相手を突く動作が多いと

思います。突く場所によって

突き方が変わります。

 

水月を突く

②胸を突く

 

この2種類を説明していきます。

 

水月を突く場合

 自分から見て刃の向きを

 右側に向け,腰から突きましょう。

 

②胸を突く場合

 刃の向きはそのままで,

 手で突かず腰から突きましょう。

 

①と②に共通していますが,

突いたら必ず,

後ろ足は引きつけましょう。

 

当たり前だと思いますが,

実は,出来ていない人が多いです。

出来ているとレベルが高い人だと

思われ,良い印象を受けます。

 

いなし方

打太刀しか

いなす動作はありませんが,

仕太刀も覚えておきましょう。

 

そもそも,いなすとは

相手に中心を取らせないことです。

 

相手に中心を取らせない為には,

体捌きを覚えることです。

 

左に捌く場合

 

左半身を外に開き,

手元を左へ移動させます。

相手を自分の左側に

向かい入れるように

迎え入れるイメージを持つと良いです。

 

右に捌く場合は,

左の動作がすべて右に変わるだけです。

 

 

足の使い方

3本目は縦の移動が多い為,

右足と左足が「どっちだ?」となり

混乱してしまうと思います。

 

習い始めの頃,

私もよく混乱していました。

 

足の左右は理屈で理解しても

体が追い付かなければ意味が無いので,

繰り返し稽古し,体で覚えるしかないです。

 

打太刀がいなす時の

後ろ足の動かし方は,

となります。

 

足さばきが

と連続になる所が

ありますので気を付けて下さい。

 

仕太刀は,

一回後ろに下がってから

,左,右,左,右」

となります。

 

 

まとめ

今回は,

日本剣道形の

4本目の流れとPointに

ついてお話ししました。

 

3本目のPointは,

突き方

いなし方

足の使い方

 

の3つとなります。

 

3本目は,とても難しいです。

色んな相手と繰り返し稽古することです。

 

突き方は腰から行い,

いなし方は相手の剣を迎え入れ,

足は繰り返し稽古することです。

 

今はyoutubeにも日本剣道形が

出ておりますので,

そちらでご覧になると良いです!

Full版ですが,とても参考になります。


www.youtube.com

 

 

一緒にコツコツと頑張りましょう!!!

【剣道 昇段審査】日本剣道形の2本目について

こんにちは,Honamiです!

この記事を読めば,

確実に2本目を

習得することが出来ます。

 

日本剣道形

剣道形の2本目は,

「比較的に簡単じゃん」と感じる方

いらっしゃいると思います。

実は,細かく考えて行うと

意外と難しい形です。

 

 

2本目を正しくできないと

審査員に目を付けられ,

最悪不合格になります。

逆に正しく丁寧にできたら,

合格への一歩に近づきます!

 

 

抜き方がPoint!!

今まで中高生を200人以上に

日本剣道形を教えてきました。

基礎から細かい所までを

教えてます!

 

 

2本目

2本目は小手抜き小手です。

 

小手抜き小手は実践の試合では

あまり使わないと思いますが,

実は,やってみると

試合で1本になります。

 

抜き方さえ気を付ければ,

有効打突になります。

私も高校生の時に試合でたまたま

打ったら1本になりました。

 

剣道形2本目も同じで,

間の使い方小手の抜き方

気を付ければ大丈夫です。

 

さっそく2本目の

流れを説明します。

 

 

2本目の流れ

 

①打ち太刀と仕太刀両者ともに,

 中段で構えます。

 剣先はいつもより高めに上げます。

 

 

②互いに右足から大きく3歩,

 木刀の物打ちが交差する間合い

 (一足一刀の間合い)まで入ります。

 

 

③打ち太刀が大きく小手を打ちます。

 「ヤー」と大きな発声します。

 

 振り上げる高さは,右こぶしが

 おでこの位置ぐらいまで手を上げます。

 打つ高さは,相手の太もも辺りで

 止めます。

 

 

④仕太刀が下から小手を抜きます。

 「トー」と大きな発声します。

 

 振り上げる高さは,右こぶしが

 おでこの位置ぐらいまで手を上げます。

 肩を使って真っすぐ打つことです。

 

 

⑤構えを解く時は,打ち太刀が先に

 左足を下げ始めてから仕太刀も

 構えを解き始めます。

 

 

⑥構えを解いたら,中心の位置に

 戻り,剣先が触れ合う間合い

触刃の間合い)へとなります。

 

 

2本目のPoint

2本目のPointは,

大きく2つあります。

 

・間の使い方

・小手の抜き方

 

となります。

 

 

間の使い方

についてです。

間を制することによって,

小手を上手に抜くことが出来ます。

 

逆に間が取れていないと,

相手に小手を打たれるか,

自分が小手を空振りして

有効打突になりません。

 

そうならない為には,

相手全体をよく見ることです。

 

相手をよく見ることによって,

相手がどのくらいの足の幅で

間に入ったか相手の位置を覚えることです。

 

木刀を見ても良いですが,

相手の反応を見て次の動作に

遅れてしまいます。

 

木を見て森を見ず

ならないようにしましょう!

 

 

小手の抜き方

抜き方についてです。

間を制していても,

抜き方がキレイな方がいいですよね。

 

抜く時のイメージは

左斜めに下がりつつ,

V字を書くような形となります。

 

上半身はほぼ動かさず,

下半身で間を抜く

余裕があるように見え,

強そうと良い印象を受けます。

 

下半身で間を抜く時に

肩の力を抜けば抜くほど,

V字がラクにできます。

 

まとめ

今回は,

日本剣道形の

2本目の全体の流れとPointに

ついてお話ししました。

 

2本目でのPointは,

間の使い方

小手の抜き方

 

の2つとなります。

 

下半身を上手く動かせたら

間を制し,上手く魅せることが出来ます。

 

今はyoutubeにも日本剣道形が

出ておりますので,

そちらでご覧になると良いです!

Full版ですが,とても参考になります。

www.youtube.com

 

 

一緒にコツコツと頑張りましょう!!

 

【剣道 昇段審査】日本剣道形の1本目について

こんにちは,Honamiです!

この記事を読めば,

日本剣道形の

1本目を確実に習得できます。

 

 

相手との呼吸がPoint!!

今までに中高生200人以上に

日本剣道形を教えてきました。

基礎的な所から細かい所までの

Pointを教えます。

これらを知れば,合格率UPに

繋がります!!

 

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1本目

日本剣道形は,

相手との呼吸がPoint

と言いました!

 

まず,最初に

打太刀と仕太刀についてお話しします。

打太刀は先生,仕太刀は生徒。

いう関係性があります。

その為,

仕太刀の人は,打太刀の動きに

合わせて一つ一つの動作を

行うようにしましょう。

 

呼吸を合わせて動かないと

お互いに怪我するからです。

 

例えば,

2人でキャッチボールをします。

近距離でいきなり

剛速球を投げられたら危険ですよね。

安全にボールを取るには,

投げる距離によってスピードや投げ方

を変えると思います。

それと同じように相手によって呼吸を

合わせるようにしましょう。

 

全体の流れと雰囲気の形を

覚えていないと失格になります。

 

手の角度がどれくらいなど

細かいことは大丈夫ですが,

足の運び方は審査員の方よく

見ていらっしゃいますので

注意しましょう!

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1本目の動作の流れ

①打太刀が先に左上段にします。

 仕太刀は打太刀が上がったのを見て

 右上段に上げます。

 

お互いに息を合わせて

 右足から大きく3歩入ります。

 

③打太刀が仕太刀の柄を狙いながら

 大きな声で「ヤー」と面を打ってきます。

 その時の打太刀の体勢は,

 軽く腰を曲げた状態にして

 木刀は中心より少し右にずらします。

 目線は必ず相手を見ておきましょう。

 

④仕太刀は打太刀が打ってきた面を

 1歩下がりつつ肩甲骨を使いながら

 打太刀の面を抜き,

 大きな声で「トー」と言います。

 真っ直ぐ深く面を打ちます。

 

⑤打太刀が半歩後ろに下がります。

 仕太刀は木刀の剣先を

 相手の目の高さにつけます。

 

⑥打太刀がもう半歩下がったら,

 仕太刀は相手を追い詰めるように

 1歩入り左上段をします。

 

⑦打太刀が構えを戻し始めたら,

 仕太刀も左上段を解き,

 左足から後ろに下がり,

 その後右足を引きつけます。

 最初の場所に戻ります。

 間合いは触刃の間合いで構えます。

 

1本目のPoint

1本目のPointは,

大きく3つあります。

 

・左上段の構え方

・打太刀が面を打つ時

・仕太刀の抜き方

 

となります。

 

左上段の構え方

打太刀と仕太刀の両方が

共通して行う構えです。

 

以下の画像のように

左足を前に出し,

少し半身の状態になります。

左こぶしはおでこあたりに置き,

竹刀の角度は60度くらいにします。

姿勢はほんの少しだけ前体重に

すると良いです。

左脇は少し締めるようにしましょう。

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打太刀が面を打つ時

打太刀は左上段になっていますよね。

面を打つ時は手を少し上に挙げ,

肩と肩甲骨を使いながら

大きく面を打ちます。

その時に

右足も一緒に前へ出します。

 

大きく面を打つ時は,

釣り竿を投げるように剣先から

下ろします。

 

打太刀が面を打つ時は,

仕太刀の面を中心から

かち割るように打つことがPointです。

 

打太刀はしっかり仕太刀の柄を

本気で狙い打つようにしないと

仕太刀の稽古の為にならないので,

迷いなく打つことが大切です。

 

仕太刀が面を抜く時

打太刀が大きく面を

打ってきますので,抜く時は

が大切です。

 

大げさに言いますと

 

竹刀の角度を変えず,

 肩甲骨を上に挙げ,

 気持ち背伸びする感じ

 で相手の面を抜きます。

 

②抜くと同時に足を後ろに大きく

 動かします。

 

③打太刀の面を抜いたら,

 大きく面を打ちます。

 打つ位置が浅くなると

 打っていないとみなされるので

 深く打ちましょう。

 

 

 

まとめ

今回は,

日本剣道形の

1本目ついてお話しました。

 

日本剣道形は,

相手との呼吸がPointと

なります。

 

相手との呼吸が

合っていないと,

お互いに怪我をしてしまいます。

形を覚えていないと

基礎ができていないと判断されて,

失格になってしまいます。

 

1本目をするPointは,

左上段の構え方

打太刀が面を打つ時

仕太刀が面を抜く時

 

の3つとなります。

 

あと,面を打つ時,抜く時は

肩甲骨を使って打つことも

大事になります。

 

今はyoutubeにも日本剣道形が

出ておりますので,

そちらでご覧になると良いです!

 

 

一緒にコツコツと頑張りましょう!!

 

【剣道 昇段審査】実技審査の初段〜三段に共通する基準について

こんにちは,Honamiです!

 

この記事を読めば,

心置きなく実技審査に

臨むことが出来ます。

 

どういうところを

気を付けたら昇段できるかと

考えたことありませんか。

 

実技審査の基準のPointは,

4つあります。

 

・正しい着装と礼法

・適正な姿勢

・基本に則った打突

・充実した気勢

 

となります。

 

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昇段審査は,

審査員がたくさんおり

受験者皆んなに見られるのは,

緊張しちゃいますよね。

私も中学生や高校生のときは

緊張していました。

その時なぜ緊張したかを考えたら,

事前に対策をして

いなかったからでした。

 

私は,今年の8月に

昇段審査を受けました。

受かる基準を知ることによって,

事前に対策できたので,

緊張せずに受験することが

できました。

 

初段~三段までが共通する審査基準

共通することを

一言でいえば,基本です。

それだけ基本が大切になります。

 

剣道の基本は,

家に例えると土台に相当します。

つまり,立派な家を建てるにしても

しっかりとした土台が必要になります。

同じように剣道でも上達するには

基本が重要になります。

基本を身に付けると,

技術に無駄がなくなり

効率よく正確に技術が身に付けられます。

 

「基本と言っても

何を気を付ければよいの」と

生徒さんに質問されました。

実技審査に合格するには,

一本の基準も把握する必要があります。

 

正しい着装と礼法

適正な姿勢

基本に則した打突

充実した気勢

 

以上の4つとなります。

特に,4番目の

充実した気勢

Pointとなります。

 

 

正しい着装と礼法

まずは,着装についてです。

剣道の防具は,

自分の身を守る為にあります。

正しい着装でないと

身に着けている防具が,

逆に凶器になってしまいます。

そうならない為に

防具が外れないように

きつく締めましょう!

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礼法についてです。

「礼に始まり礼に終わる」

競技である以上

選手としての風格が身につき,

他の選手から一目置かれます。

 

礼儀は

対人関係だけでは無く,

稽古・試合を行う道場や

自分が使う防具に至るまで,

あらゆるモノに礼を尽くすのが剣道と

いわれています。

 

 

適正な姿勢

「適正な姿勢とは何だろう」と

感じると思います。

ここで言う姿勢は,

体の姿勢と心の姿勢の2つです。

 

体の姿勢では,第一に背筋伸ばすことです。

全ての打突部を打つ時は,

漢字の

イメージすると分かりやすい

と思います。

 

心の姿勢は,打突後の残心です。

相手に対する尊重と思いやりを示す。

「残心=身構え・気構え」

先ほども言いましたが,

剣道は礼を尽くしたり尊重・思いやりが

大切な競技となります。

 

 

基本に則した打突

日本刀の刃筋には,

刃と棟(峰)があることをご存知ですよね。

日本刀の名称の画像

 

 

もし,刃が無い方で相手を

切ったとしても「切られた!」とは

なりませんね。

打突部位に当たっていたとしても

有効打突にはなりません。

その為,

刃筋正しく打ちましょう!

 

 

充実した気勢

充実した気勢は,

一番大切なPointとなります。

 

気勢は相手を威圧することが

でき,自分自身の集中力UP

繋がります。

あと,稽古すれば

必ず身につくものであり,

剣道やり始めるときに

一番最初に習うことだからです。

 

でも,気勢は

日頃から稽古していないと

本番では出来ません。

 

声をいきなり出しても

緊張して声が出ない

声に太さがないなどと

いうことになり

相手を威圧することが

出来ていないと判断されてしまいます。

 

腹から声を出して,

相手を威圧しましょう。

 

 

まとめ

 

今回は,実技審査の初段~三段に

共通する基準についてお話ししました。

 

大きく4つのPointがあります。

 

正しい着装と礼法

適正な姿勢

基本に則った打突

充実した気勢

 

となります。

これらは有効打突の

条件にも繋がります。

 

これらの4つを意識することで審査に臨むと

心の持ち方が大きく変わります。

4つのPointをメモに取っておきましょう!

 

一緒にコツコツと頑張りましょう!